2024年12月6日（金）より「モアナと伝説の海２」が公開されました。前作の「モアナと伝説の海」がとても人気だったことから気になっている人も多いのではないでしょうか。私も鑑賞してきまたので、今回はモアナ2の感想と見どころを紹介します。
ネタバレを避けたい人もいるので、この記事ではパンフレットなど既に出ている情報以上のネタバレはせずに書いていきます。
前作「モアナと伝説の海」ってどんなお話？
『モアナと伝説の海』は、ディズニーが贈るアニメーション映画で、美しく神秘的な海を舞台に”海に選ばれた少女”モアナの冒険を描いた感動の物語です。
主人公のモアナは、モトゥヌイという島に住んでいる少女で海に強い魅力を感じており、島を出て冒険したいという夢を抱いています。しかし父親トゥイは海への冒険を禁じ、島の伝統と安定を重んじるように教え、モアナはその運命に疑問を抱きます。物語は島の魚が急減し、自然の調和が崩れ始めることで進展します。モアナは、祖母アナイウイからかつて海の神マウイが自然の調和を司る神テフィティから「心」を盗んだことで自然のバランスが崩れたこと、”海に選ばれた少女”としてマウイを見つけ、共に「テフィティの心」を返すよう言われ、広い海へ冒険の旅に出かけます。旅の中でモアナは、数々の試練を乗り越え、海の神々や自然の力と向き合いながら、自分自身を見つけ成長していきます。
この映画のメッセージは、自己発見と勇気を持って困難に立ち向かうことの重要性であり、とても感動的で考えさせられる物語です。また自然をリアルかつ神秘的に表現する映像の美しさや登場人物の気持ちをうまく表現した音楽も見どころです。
「モアナと伝説の海２」の見どころ
前作よりたくましく成長したモアナ
前作ではモアナが冒険とともに成長をする姿が描かれていましたが、今回はモトゥヌイの村長としてたくましく成長したモアナが描かれています。映画では、モアナの村のみんなを守るという使命感、仲間を1つにまとめ上げる統率力をより感じられました。その理由が前作には登場したなかった新しいキャラクターの存在です。
前作からモアナは村のみんなを守るという使命は持っていましたが、今作ではモアナの妹『シメア』が登場することでより守るという使命感、責任感が強く感じられました。ちなみにシメアは推定3歳くらいの子なのですが、とても愛らしく、ちょっと生意気な性格がとてもかわいいです。私にも同じくらいの娘がいるので、重なり合わせてみるとモアナの使命感にとても共感できました。
そして統率力を感じられたきっかけとなったのはモアナと一緒に旅をするモトゥヌイの仲間『モニ』、『ロト』、『ケレ』です。個性豊かな仲間の良いところを活かし、1つのチームとしてまとめる統率力には感心するものがありました。
モアナとマウイの強い信頼関係
前作のマウイは前半では『テフィティの心』を盗んだ悪者のような描写、中盤はモアナと一緒に旅をしていてもまだ信頼しきれていないといった関係性でした。最後はお互い信頼関係を築けて物語は終わるのですが、今作では前作で気づいた二人の信頼関係はとても強いものだったのだと再認識させられました。良くチームワークについて「1+1が2にも3にもなる」と言ったりしますが、映画で困難に立ち向かう二人のチームワークはまさにこれだなと感じました。
新キャラのマタンギ役を演じたソニンさんの歌唱力
「モアナと伝説の海」と言えば、歌をたくさん挟んでミュージカル調に物語が進行していくのが特徴ですが、今回の「モアナと伝説の海２」も同様に色んなキャラクターが歌うミュージカル調で物語が進行していきます。中でも印象に残っていたのが、ミュージカルや舞台を主に活躍しているソニンさんが吹き替えで演じたマタンギが歌う「迷え！」という曲です。一度聞いただけでも今回の映画の中で最も表現量が必要だと感じた曲でしたが、見事に歌い上げているソニンさんの歌声に魅了されてしまいました。
前作よりもさらに進化したリアルかつ神秘的な映像美
前作から海の表現が美しいと話題でしたが、今回は前作から7年後の作品ということもあり、技術が進化してさらに映像が美しくなったように感じました。水の透明感がリアルだったり、現実に限りなく近く、でも現実離れした神秘的な表現が非常に美しいです。
さらに映画では『海』はモアナの冒険を手助けする一つのキャラクターでもあります。ただの水の表現ではなくキャラクターとして”生きてる”という表現が非常に素晴らしかったです。
物語とは別に映像だけでも涙が出るほどの美しさがあるので、是非映画館で見ることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「モアナと伝説の海2」はモアナの成長した姿や仲間とのチームワークを強く感じることができ、観ていて現代社会を生きる上でも勉強になることがたくさんありました。他にも物語に引き込まれるミュージカル調の歌や映像美など見ごたえのある映画でした。特に映像に関しては本当に素晴らしかったので是非映画館で見て頂きたいです。