2025年1月15日~2025年6月30日の期間、東京ディズニーランドでは、アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」が期間限定でマーベルのキャラクターを導入した「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」にリニューアルしています。海外パークではマーベル映画にちなんだアトラクションが導入されているパークもありますが、東京では初めてアトラクションにマーベルが起用され、ディズニーファンの間では話題になりました。
今回は、「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」を体験した感想と見どころ、マーベル初心者でも楽しめるかについてご紹介します。
「イッツ・ア・スモールワールド」とは
「イッツ・ア・スモールワールド」は、1964年にアメリカ・ニューヨーク万博で初めて登場したアトラクションで、その後ディズニーランド各地に広まり、今では世界中で親しまれている人気のアトラクションです。このアトラクションは、小さな船に乗り込んで「It’s a Small World」のメロディーに乗せて、さまざまな国や地域をテーマにしたエリアをめぐり異文化交流の大切さや平和のメッセージを伝えてくれます。
東京ディズニーランドにある「イッツ・ア・スモールワールド」では2018年のリニューアルでディズニーキャラクターも登場するようになり、今までよりさらに人気のアトラクションとなっています。
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」はどんなふうに変わったの?
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」では、普段のイッツ・ア・スモールワールドに加えてマーベル映画の登場するキャラクターが登場しています。中でも主役となっているキャラクターは映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場する人気キャラクターのグルートです。今回のアトラクションではグルートが、マーベル・スタジオの映画に登場する仲間たちと地球にバケーションに来ているというストーリーでアトラクションが構成されています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
・グルート
・ロケット
・スターロード
・ドラックス
・ガモーラ
映画「インクレディブル・ハルク」
・ハルク
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」
・マンティス
映画「ドクター・ストレンジ」
・ドクターストレンジ
・ワン
ドラマ「ミズマーベル」
・ミズマーベル
映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
・ブラックパンサー
映画「アントマン」
・アントマン
映画「アントマン&ワスプ」
・ワスプ
ドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」
・キャプテンアメリカ
映画「キャプテン・マーベル」
・キャプテンマーベル
映画「マイティ・ソー」
・ソー
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」を体験した感想
まず初めに、このアトラクションを体験した時の私はマーベル(MCU)映画を一つも見ていないマーベル初心者でした。グルートやアントマン、ハルクなど一部のキャラクターの名前は知っていましたが、半分以上のキャラクターが名前も何の映画に登場するかも知らない状態です。そんな状態での体験した感想を述べていきます。
どこが変わったのか見つけるのが楽しい
キャラクターや映画のストーリーが分からなくても、リニューアルしたことで変わった部分や追加された部分を見つけるのは楽しかったです。キャラクターが追加されただけでなく、今回の「イッツアスモールワールドwithグルート」のストーリーにちなんで追加されたものもあるので見つける楽しみがあります。
とにかくグルートがかわいい
グルートは映画ごとに姿が変わっていますが、特に人気があるのは映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」に登場する幼少期のグルートで、今回のアトラクションも幼少期のグルートが登場しています。映画もそうですが、アトラクションに登場するグルートもつぶらな瞳で、とにかく可愛いです。
MCU映画鑑賞前:マーベル(MCU)映画が見たくなる
今までディズニーやスターウォーズは好きで映画を見てきたものの、マーベルだけはなぜかあまり興味が湧かなかった私ですが、アトラクションを体験することで、「このキャラクターはどんなキャラクターなんだろう」、「どんなストーリーなんだろう」と興味が湧いてきました。前々からMCU映画を見ようかなと思っていても一歩踏み出せなかったので、このアトラクションは映画を見る良いきっかけになりました。
MCU映画鑑賞後:インフィニティ・サーガ初期に登場するキャラクターは少なめ
個人的にはインフィニティ・サーガで活躍するアイアンマンやブラックウィドウも登場してほしかったです。2025年時点で活躍しているキャラクターをメインで登場させたのだと思いますが、リーチフォーザスターズにはアイアンマンが登場していますし、映画で登場する回数を見てもこの2人はかなり多いと思いますので、出てこなかったのは残念な点でした。
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」の見どころ
ここからは「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」の見どころを紹介します。アトラクションを初めて体験した時はマーベル初心者でしたが、アトラクション体験後にマーベル映画を見はじめました。映画を見ていないマーベル初心者向けの見どころや、映画を見たからこそわかる見どころについてご紹介します。
アトラクション外部もマーベル仕様に!
イッツアスモールワールドと言えば、アトラクションの外観も豪華ですよね!今回のイベントにちなんで、マーベルのキャラクターたちが船に乗っている看板が追加されていました。さらにアトラクションの外部で流れているBGMもマーベル仕様になっていて、時々アベンジャーズのテーマソングが流れるようになっています。

それぞれの国や文化に合わせたグルートの格好にも注目!
今回のアトラクションのストーリーはグルートが地球にバケーションに来ているということなので、それぞれのエリアの国や文化に合わせたグルートの格好にも注目です。例えば、ヨーロッパのエリアではロンドンの近衛兵の格好やオランダの民族衣装を着ているグルートが登場します。グルートが地球を満喫しているのが感じられてとてもかわいいです。


映画のストーリーにちなんだ要素も取り入れられている
映画を見ている人にはより楽しめるよう、よく見ると映画のストーリーにちなんだ要素も取り入れられています。
①ブラックパンサーとハート形のハーブ
映画ではブラックパンサーは、ハート形のハーブを飲むことで特殊な力を得ることができます。アトラクションでもブラックパンサーの周辺にはハート形のハーブが植えられていているのが分かります。またブラックパンサーはワカンダという国の王様です。ワカンダはとても先進的な都市ですが、その存在を隠しており、他の国の人には自然豊かな国として見られています。アトラクションでも動物や自然豊かなアフリカゾーンで登場するのでストーリーにちなんでいると考えています。

②ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと陽気な音楽
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーといえば、映画の中で70、80年代の洋楽がたくさん流れているのが印象的ですよね。アトラクションで登場するエリアも中南米のエリアでストーリーに沿っています。音楽で陽気なメキシコのところで登場するのでとてもあっているなと感じました。

③ドクター・ストレンジ:カマー・タージとサンクタム
アトラクションでドクター・ストレンジが登場するのはアジアのエリアです。映画では、ドクター・ストレンジが怪我の後遺症を治すためにカマー・タージを探してネパールにたどり着きます。だからアジアのエリアで登場するのですね。さらにドクター・ストレンジとワンの背後にはポータルが開いており、ニューヨークのサンクタムにつながっていることも分かります。映画を観ずに初めて乗ったときは全く存在に気づきませんでしたが、映画を見た後に写真を見返していて気付き、とても感動しました。

グルートが世界を旅した証に注目!
アトラクションがスタートして一番初めにいるグルートの横にはスーツケースが置いてあります。そこにはステッカーが貼られています。アトラクションの終盤にもこのスーツケースが置かれているのですが、なんとステッカーが増えていることが分かります。よく旅行好きの人が各地にいった記念にステッカーを買ってスーツケースに貼っているのを目にしますが、それと同様にグルートも世界を巡った証としてステッカーを貼っているのですね。
ちなみにこのスーツケースはグッズの中にも登場するのですが、ステッカーの中にはマーベル映画に出てくる架空の国「ワカンダ」のステッカーも入っています。


さらに終盤のスーツケースの近くにはミッキーのシルエットが描かれた紙袋が置いてあり、中にはパークフードがたくさん入っています。ディズニーランドにも足を運んだことが分かりますね。ちなみに袋に入っているパークフードは実際にグッズとして売られているものなんですよ。我が家にもピザのおままごとセットがあります。
よりアトラクションを楽しむためには…
映画を見なくても楽しむことはできますが、やはり映画を見ておいた方が細かい部分が分かるのでより楽しめると思います。ただ、すべてを理解しようとするとかなりたくさんの映画作品を見ないといけないので、なかなか難しいと思います。
最低限押さえておきたいのは主役のグルートが登場する「ガーディアンズオブギャラクシー」です。マーベル作品は全て話が繋がっているため全てを理解するためには全作品を見る必要があることで有名ですが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でしたら単体で見ても割と理解できると思います。
キャラクターが勢ぞろいするからと「アベンジャーズ」を見ればよいと考える方もいると思いますが、各キャラクター単品のストーリーがあってこそのアベンジャーズシリーズなので理解できない部分がおおくなるためあまりお勧めできません。

まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、マーベル初心者の私がアトラクションを体験しましたが、映画を観なくても楽しめる要素はたくさんありました。マーベル映画を見ている方はより細かいところも楽しめるようなアトラクションになっています。マーベル映画を見るきっかけにもなりましたので、マーベル映画が気になっている方にもおすすめです。